豆知識

高校野球のタイブレーク制は延長何回から?決勝戦では適用されない!?

2018年春のセンバツから甲子園大会で導入されたタイブレーク制。

あまりお目にかかることはないルールですので、「延長何回からタイブレーク制になるんだっけ?」とふと確認することもあるはず。

そこで今回は高校野球におけるタイブレーク制について詳しくみていきます。

そもそもタイブレーク制はなぜ導入されたのか?

甲子園大会でのタイブレーク制は、導入された2018年春のセンバツの数年前から議論はされてました。

軟式野球では硬式に先立って2015年から全国選手権大会で導入されてます。

タイブレーク制導入の目的はズバリ「選手の負担軽減」です。

 

タイブレークに入ると点が入りやすくなり、早期の決着が見込まれます。

タイブレーク制導入前は、延長15回を終わって決着がつかなかった場合は引き分け再試合でした。

 

タイブレーク制の導入の決め手となったのは、2017年の春のセンバツ大会です。

大会第7日目の第2試合「福岡大大濠 vs 滋賀学園」と第3試合「福井工大福井 vs 健大高崎」が、2試合続けて延長15回でも決着がつかず引き分け再試合となりました。

そのため、元々予定されていた準々決勝翌日の休養日もなくなりました。

 

再試合となるともう一度1回表から試合をやり直すのと同じです。

延長15回を戦った後の次の日にもう一度最初から試合をするわけですから、選手たちの体の負担は相当なものとなります。

特にピッチャーが少ないチームだと、ピッチャーが故障する可能性も高くなってしまいます。

2017年の春のセンバツでは再試合以外にも雨天中止の日もあり、休養日もなくなったことで選手たちにはタイトなスケジュールとなりました。

タイブレーク制の導入が選手の負担軽減に一役買う、との判断で実施されることとなったのです。

 

次に、高校野球におけるタイブレーク制のルール詳細について見ていきます。

高校野球のタイブレーク制は延長何回から何回まで?ルール詳細

高校野球のタイブレーク制は延長13回から決着がつくまで行われる

タイブレーク制は延長13回から導入されます。

従来は延長15回で決着がつかなければ再試合でしたが、タイブレーク制の導入にともなって再試合はなくなりました。

延長何回まで行こうと決着がつくまで試合が行われます。

 

ランナーを最初からおいてスタートするルール

延長13回からのタイブレーク制は、ランナーを1塁と2塁においた状態からスタートします。

無死1、2塁という状態です。

 

2塁ランナーはその回の最初のバッターの2つ前の打順の選手が務め、1つ前打順の選手が1塁ランナーを務めます。

例えば、延長13回が5番打者からはじまる場合、2塁ランナーは3番打者、1塁ランナーは4番打者が務めることになります。

 

決勝戦ではタイブレーク制は適用されない!

タイブレーク制は甲子園大会の決勝戦では適用されません。

決勝戦は延長13回以降も通常通りノーアウトランナー無しからはじまりまり、タイブレーク制導入前と同様、延長15回で決着がつかなかった場合は再試合になります。

 

タイブレーク制は試合の早期決着を目的としたいわば「いびつなルール」ですので、決勝戦では適用しないということになりました。

2006年の夏の甲子園決勝の「早稲田実 vs 駒大苫小牧」が、再試合になったのは13年経った今でも記憶に新しいところです。

 

投手は最大15イニングまでしか投げれない!

タイブレーク制の導入に伴い、投手が投げれるイニング数も改正されました。

1人の投手は1試合で15イニングまでしか登板することができません。

 

昨今の高校野球では1人のピッチャーに頼らない、複数のピッチャーをベンチに入れて使いわけるチームも増えてますので、このルールに抵触することはほぼなさそうです。

 

実際は延長12回までに決着がつく確率が高い!

タイブレーク制導入前のデータで面白いものがありました。

タイブレーク制導入までの過去10年間で、延長何回で決着したのか?というものです。

 

春のセンバツ

延長戦35試合
うち26試合が延長12回までに決着

夏の選手権大会

延長戦43試合
うち42試合が延長12回までに決着

 

春夏合わせて78試合の延長戦のうち、68試合が延長12回までに決着しています。

延長12回までに決着がついた割合は87.2%

延長13回以降まで試合がもつれることは稀だということが言えます。

 

過去の甲子園大会でタイブレーク制が適用された試合は?

2018年の春のセンバツ大会以降に導入されたタイブレーク制。

過去に適用された試合が1試合だけあって、実は私その試合を最後まで観戦しておりました!

 

甲子園史上初のタイブレーク制が適用されたのは2018年8月6日の夏の甲子園1回戦「旭川大 vs 佐久長聖」でした。

今現在、甲子園大会でタイブレーク制が適用された試合は、この1試合のみです。

 

記念になると思い、その時の模様を私は写真にしっかりと収めてました♪

 

電光掲示板にタイブレークのルールが表示されてますね。

この試合は延長15回で決着がつきました!

 

 

試合が終わったのは午後7時過ぎ…

観客もまばらです。

 

 

記念すべき「タイブレーク生観戦」でした。

まとめ:高校野球のタイブレーク制

ここでは高校野球におけるタイブレーク制ついて深くみてきました。

まとめますと、

  • 試合の早期決着を目的としている
  • 選手の負担軽減と故障を予防する狙いがある
  • 延長13回から適用され、決着がつくまで行われる
  • 無死1、2塁でスタートする
  • 甲子園大会での決勝戦では適用されない
  • 過去のタイブレーク制適用は「旭川大 vs 佐久長聖」の1試合のみ

になります。

 

タイブレーク制はまだ導入されてから日が浅いルールです。

今後も議論の余地はありますし、ルール改定される可能性もあります。

昨今ではピッチャーの球数制限も議論されてますが、プレーする選手を最優先で高校野球のルールが発展していくことを切に願うばかりです。

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